妊活と言えばまずは「タイミング法」から取り組む夫婦も多いのではないでしょうか。
タイミング法とは女性の排卵日前後に合わせて性交のタイミングを取り、妊娠の可能性を高めることを目的として行われる妊活の一つの方法です。
今回は妊活のタイミング法において、夫婦で行う工夫の仕方についてご紹介します。
一般に排卵日2日前から性交のタイミングをとることが勧められていますが、なぜ排卵2日前からなのか疑問に思う人もいますよね。これを理解するには妊娠の仕組みと卵子や精子の寿命を知ることが必要です。
妊娠するには女性の卵子と男性の精子が出会って受精し、受精卵となって子宮内膜に着床する必要があります。卵子は通常1ヶ月に1回、左右いずれかの卵巣から一つだけ排卵され、この排卵したタイミングで精子と出会って受精しなければなりません。
しかし子宮の中にいる精子と出会うまでずっと卵子が生き続けるわけではなく、卵子の寿命は約24時間ともいわれ、そのうち精子と出会って受精が期待できる時間はおよそ10数時間しかないともいわれています。
一方で精子の寿命は約72時間ともいわれているため、精子は子宮の中で排卵した卵子を待ち構えている必要があるのです。
よってタイミング法で卵子と精子が出会い受精して妊娠する可能性を高めるためには、卵子の排卵に合わせて性交渉をして精子が子宮内で待ち構えている状態を作っておくことが大切なのです。
子宮内での卵子と精子の寿命を考えると排卵日の2日前にタイミングをとり、子宮内に精子を待機させておく必要があります。
となると「排卵日2日前ぴったりにタイミングをとらなくてはいけない」と思われる人もいるかもしれませんが、そうでもありません。夫婦の仕事や生活の状況によって排卵のちょうど2日前に2人の予定が合わないこともありますよね。
そのような場合もあることや精子の寿命が約72時間であることを考えると、排卵が予測される週の排卵が起こる前から1日おき位にタイミングをとっていれば子宮内にいつも精子がいることになります。
排卵日は女性の体調などによって日にちが前後にずれることがあります。ご自身もしくはパートナーの生理周期を確認してある程度排卵日の目安が分かったら、その日の前後に1〜2日おきにタイミングが取れればよいことになります。今はアプリなどで排卵日の予測をたてることができるので利用してみるのをおすすめします。
「排卵日の予測を立ててタイミングをとってみてもなかなか妊娠しない...」という人は妊娠率をさらに高められる工夫として次に挙げるような点も注意して下さい。
基本的なこととして基礎体温をつけることが女性側ができる工夫の一つとして挙げられます。
基礎体温だけを計測しても正確に排卵日を予測することは難しいと言われるものの、基礎体温をつけることでそもそも排卵が起きているのか、生理周期に異常はないかなどを確認することができます。ただし基礎体温が低温期・高温期の典型的なパターンでない場合には基礎体温をつけているだけでは正確な排卵日を予測することは難しい場合があります。
あくまでも基礎体温は自身の生理周期の把握や排卵日の予測、体調管理に有用なものであり、排卵日の目安になるにすぎないことを押さえておきましょう。さらに今後妊活を続けていく中で不妊症の治療を始めるときにも、これまでの生理周期や基礎体温のパターンは参考になるはずです。
こちらも女性側ができる工夫の一つです。尿の中に含まれる黄体化ホルモン(LH)を市販の検査薬で自宅にて検査して排卵日を予測することもできます。この黄体化ホルモンは排卵日の1〜2日前に脳下垂体という部分から多量に出されるホルモンです。そのため検査薬で陽性が出た当日か翌日以降にタイミングを持つとよいとされています。
検査薬で排卵日の陽性反応が出た後の性交タイミングは1回だけでなく、排卵日前後も含めて複数回とると妊娠率が上がることが期待できます。
もし自分たちのタイミング法でなかなか妊娠できない場合は、近くの婦人科や不妊クリニックなどを受診し性交のタイミングを合わせる日を予測してもらうこともできます。
排卵が予測される数日前に経膣超音波検査を用いて卵巣内にある卵胞という卵子が入っている袋の大きさを計測します。この卵胞の大きさをみることで排卵日を推定するわけです。
卵胞は排卵が起こる数日前から1日2mmずつ大きくなっていき、卵胞の直径がおよそ20mmを過ぎる頃になると排卵するといわれています。
そのため診察で卵胞の大きさがわかったら、そこから排卵日を予測してタイミングを合わせて妊娠の可能性を高めていきます。
妊活のファーストステップは妊娠する確率が最も高いといわれる排卵日に性交のタイミングを持つことから始まります。
まずは基礎体温を計測する習慣をつけてご自身もしくはパートナーの生理周期やパターンを把握すること、そこから排卵日を予測して排卵日に合わせてタイミングをとっていくことが大切です。排卵日の予測はどうしても女性が基礎体温を測ったり検査したりとする必要がありますが、いつがその日なのかを男性から気にかけてあげることがまず男性にできるサポートのひとつです。ただし、性交のタイミングを合わせることばかり考えてしまうと、お互いにプレッシャーがかかってしまい、うまくタイミングが合わせられないといったことも起こります。タイミングを持つことにストレスに感じ過ぎないよう、日頃から夫婦でリラックスして過ごしていくことも忘れないようにしましょう。
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