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テストステロンは幼少期の過ごし方で大きく影響するかも?

· ブログ,男性不妊

テストステロンはこのブログでも以前に書いております(「テストステロンは男性機能の大事なバロメーター」)が、男性機能の大事なバロメーターとなる男性ホルモンのひとつです。体内のテストステロン値が低いとメタボリック症候群や糖尿病、認知症のリスクを高めると言われており、男性のQOLを著しく低下させることがわかっています※1。

テストステロンを減らさないためには、日常生活で運動・食事・睡眠に気を付けていくことが大切ですが、最近の研究では幼少期の生活環境も重要なことが分かってきました。逆にいえば、テストステロンの量は遺伝や人種だけでなく、生活によって変化できるものであることが示されています。

経済水準は同程度の家庭で比較しても、バングラデシュ出身で幼少期をイギリスで過ごした男性は、バングラデシュで幼少期を過ごした男性より、テストステロン値が高く、思春期を早く迎え、高身長の傾向にあることが報告されています※2。この理由としては、幼児期に感染症のリスクや栄養不足などに陥りがちな環境な場合、生存することにより多くのエネルギーを注ぎ、テストステロンの産生を犠牲にするという“トレードオフ”が起こるからではないかとその研究では推測されています。

もちろんテストステロンは、成人後でも改善していくことができますが、小さい頃から心がけていることで成人後に大きなアドバンテージを得られるかもしれません。

※1 Eskelinen, S. et al. Endocr Pract 13. (2007): 743-749.

※2 Magid, K. et al. Nature Ecology & Evolution 2.7 (2018): 1146.

テストステロンを減らさないためには、日常生活で運動・食事・睡眠に気を付けていくことが大切ですが、最近の研究では幼少期の生活環境も重要なことが分かってきました。
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