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- AGAとは
【髪のライフサイクル】
また髪の毛は、1日に0.3~0.5ミリ、1カ月で約1センチ伸びます。日本人の髪は平均で約10万本あります。ヘアサイクルから計算すると、髪には、ライフサイクルがあって1日に50~100本、自然に脱毛していき、一方で新しい髪の毛が生えてきています。成長した髪がこの程度の本数抜けるのは自然な生理現象で、抜け毛を心配する必要はありません。しかし、短く細い抜け毛が増えてきたら、薄毛になりかけている可能性があります。
テキスト髪の毛は一生のび続けるのではなく、一定期間成長を続けると(成長期)、成長を止め(移行期)、休止期となり髪の毛は抜けます。
ヘアサイクルのうちのほとんどの期間は、毛母細胞が分裂し髪が伸びる「成長期」です。成長期が長ければ、髪はその分長く成長し、また、太くなる傾向があります。その後、成長が止まる「退行期」(2~3週間)を経て、「休止期」(数カ月)になると、毛根の位置が浅くなり、その毛穴の奥で新たに成長を始めた髪に押し出されるようにして自然に抜け落ちます。毛髪は1本1本ヘアサイクルが異なり、脱毛の時期がずれるため、通常は一度にまとめて抜けることはありません。を追加する【AGAの仕組み】
日本において薄毛を認識している男性は約1,260 万人におよび、薄毛を気にしている男性は800万人、薄毛への対処をしたことがある男性は650 万人、現在,薄毛への対処をしている男性は500 万人と推計されています(※1)。また、各年代(20 ~ 69 歳)を通じて全体で抜け毛・薄毛を認識している人の約60% が、現在および将来の髪の毛の状態を懸念していることが報告されています。
男性型脱毛症(AGA)は、遺伝的要因や環境的要因等によってヘアサイクルのバランスが失われて、髪の成長期の期間が短縮して休止期毛の比率が増加し、毛髪が軟毛(うぶ毛)化するというものです。AGAは毛の数が減少するのはなく、毛のサイズが減少することにより、硬毛の軟毛化が起こるという現象です。この症状は思春期以降、だいたい20~30才代から始まり、前頭部・頭頂部にわたって徐々に進行していくことが知られています。
動物の研究で脱毛症の進行は去勢により止まり、男性ホルモンの投与により再び進行することが1940年代の研究により明らかになっています(※2)。さらに最近の研究で、男性ホルモンであるテストステロンは細胞内で酵素(5α-リダクターゼ) により代謝されてジヒドロテストステロン (DHT)に変換され、これが細胞表面にあるアンドロゲン受容体と結合して脱毛へと結びつくと考えられています(※3)。特に、AGAが発症している部位では、髪の先端にある毛乳頭細胞のアンドロゲン受容体がたくさん発現していることが報告されています(※4)
※1板見 智.日本醫事新報.2005;4209:27-291�
※2 Hamilton,B. Recent Progr. Horm. Res., 3.257 (1948).
※3 Hibberts, N. et al Journal of Endocrinology 156.1 (1998):59-65. - CAGリピートとは
-アンドロゲン受容体遺伝子-
アンドロゲン受容体(AR)は、X染色体にある遺伝子です。ARにはCAGが繰り返し反復している部分が存在し、個人差があります。このCAGリピートが極端に長い場合は、球脊性筋萎縮症と呼ばれる病気を引き起こすことが知られており(※1)、逆に短い場合には前立腺がんや乳癌のリスクが高くなることが報告されています(※2)
さらに最近では、ARのCAGリピート数と男性型脱毛症には相関性があることが報告されています。※1 Biancalana, V Hum Mol Genet 1(4):255-258.
※2 Stanford, J.et al Cancer Research 57(1997):1T94-1198.
※3 Suter,N. et al Cancer Epidemiology, biomarker &Prevention 12(2003):127-135. - フィナステリドとはテストステロンと結合する、Ⅱ型5αリダクターゼを阻害するフィナステリド(プロペシア)は元々前立腺肥大の治療薬として開発されていましたが、AGA治療に対しても非常に効果的であることが分かってきています。ただし、フィナステリドの治療効果には個人差があることが近年明らかになっており、特にDHTに対するARの感受性が影響しており、CAGリピート数の違いによってフィナステリドの治療効果に差がでることが報告されています(※1)。下記のように、CAGリピート数が少ないほどフィナステリドの効果は高く、逆にCAGリピート数が多いほどフィナステリドの効果は小さいことが示されています。※1佐藤明男, et al. "アンドロゲン受容体遺伝子 CAG リピート多型との相関性." Skin 17.2 (2008): 80-86.
これまでに報告されている7段階(1~7)
評価によるフィナステリドの治療効果スコ
ア(※2)から、臨床的に十分充分満足のいく
治療効果と認識できるのは「グレード6」
以上の判定です。※2 Kawashima, M et al European Journal of Dermatology
14.4 (2004): 247-254.
- AGA以外の脱毛原因
治療薬以外の薄毛対策
①ストレス
脳がストレスを感じると、交感神経が緊張して血管が収縮します。
血管が収縮すると血流が悪くなり、頭皮や髪の毛に十分な栄養が行き渡らなくなります。
その結果、髪の毛に十分な栄養が行き届かず、抜け毛へとつながります※1。
またストレスによる睡眠不足は、ホルモンバランスを崩します。
ストレスによって成長ホルモンの分泌に異常が起こり、健全な髪の毛の成長を阻害する可能性があります。
そのため、抜け毛を防止するためには血流を良くするよう適度な運動を行い、質の良い睡眠をとり、定期的にストレスを発散させていくことが大切です。②食生活
食べ物でAGAによる抜け毛や薄毛を抑えたり治すことはできませんが、AGAの進行を遅らせるために、髪に必要な栄養を食べ物から取りいれ、髪の毛や頭皮を健康に保つことは重要です。
髪の毛成分の90%以上が「ケラチン」というたんぱく質で構成されているため、タンパク質を積極的に摂取する必要があり、特にアミノ酸のひとつであるシスチンは髪の毛を強くする硫黄が多く含まれているため、髪の毛を太く丈夫にすることに重要です。シスチンは魚介類や玄米などの穀物類、豆類などに多く含まれています。またミネラルのひとつである亜鉛は体内に摂取したタンパク質をケラチンタンパク質に変換する際に利用されるため、牡蠣、牛肉、チーズ、納豆など亜鉛が豊富な食物を摂取していくことが大切です。③喫煙
アメリカのハーバード大学公衆衛生学部の疫学調査によると、ランダムに選んだ中年のアメリカ人男性1241人のうち喫煙者、非喫煙者のホルモン量を比較したところ、
喫煙者は非喫煙者に比べて悪玉男性ホルモンであるDHTが血中で13%高いことがわかっています※2。
DHTの増加はAGAの原因となるため、禁煙は脱毛に関して有効な手段だと考えられます。※1 Arck, P. et al Journal of Investigative Dermatology 126.8 (2006): 1697-1704.
※2 Field, A. et al The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism 79.5 (1994): 1310-1316.
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