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医療機関及び研究機関の方へ
精液を中心とした各種検査の受託および、臨床試験の運営、共同研究などを行っております。
受託研究・検査
精液中の各種成分の分析を行います。取扱い検査項目は、郵送検査での検査項目を同様のものとなりますが、その他のバイオマーカーも、ELISA法、HPLC、LC-MS/MS法による分析を受け付けております。
臨床試験・モニター試験サポート
10名ほどのプレ試験から数百名規模の大規模試験まで。企業・自治体と連携した臨床試験や雑誌社との共同実施試験など、目的に応じたフィールドで実施する臨床試験もサポートいたします。郵送検査を用いたモニター試験は、遠隔地の方々にも参加いただくことができ、検体採取も非侵襲的に行えることから、参加者に負担の少ない試験を実施することが可能です。
企画から運営、学会発表からマーケティング資料のエビデンス提供まで承ります。
取り扱い検査項目
【酸化ストレス】
酸化ストレスとは、生体内で発生する活性酸素種の産生と消去のバランスが崩れ、生体の酸化還元環境が酸化状態に傾く状態です。すなわち活性酸素が過剰になる状態です。過剰な活性酸素は、体内の細胞や組織をサビ付かせ、特にDNAが活性酸素により損傷を受けることにより酸化損傷物「8-OHdG」が生成されます。
男性不妊の30-80%は酸化ストレスによる精子のダメージによるものであると考えられています(1)。過剰な活性酸素は精子 DNAにダメージを引き起こします。実際に、酸化ストレスの高い、あるいはDNA損傷レベルの高い男性では 不妊を生じやすいことが報告されています(2)。
(1)Human Reproduction Update 2008;14(3):243-58.
(2)Saalu LC: Pak J Biol Sci 13,p413-422,2010
【テストステロン】
テストステロンは男性ホルモンと呼ばれています。成人においては,テストステロンは筋肉の量と強度を保つのに必要であり,内臓脂肪を減らし,造血作用を持ち,性欲を起こす作用があります(1)。テストステロンは精巣中のライディッヒ(leyding)細胞で合成され、セルトリ(sertoli)細胞に働きかけて精子形成を促進する働きがあります。
テストステロンは血中と比較して5倍ほど高濃度で精液中に存在していることを確認しております。
(1)Bagatell CJ, Bremner WJ : Androgens in men : uses and abuses. N Engl J Med 334 : 707―714, 1996
【クレアチン】
クレアチンはクレアチニンの前駆体であり、体内で主に筋肉中に存在しています。クレアチンは生体内において4-ホスホクレアチン(クレアチンリン酸)に変換され、エネルギー源として貯蔵されます。そのため、精液中のクレアチンは、精子に取り込まれて精子の運動に必要なエネルギーを与える、いわば「バッテリー」のような役割をしていると考えられています。実際にクレアチンを精液に添加することで、精液中で精子の持久力・活動量が驚異的にUP することを明らかにしています(1)。
(1)Umehara T., Shimada M. et al., Human Reproduction, 2018 (unpublished)
【亜鉛】
亜鉛は、味覚や肌、髪、性機能など様々な生理機能を正常に保つために欠かせないミネラルです。前立腺に最も多く存在し、精子形成に重要な役割をもっています。実際に、精液中の亜鉛濃度が低い方に対して、亜鉛を長期間摂取させる事で、精子濃度や精子の運動性、形態異常が改善した報告があります。(1)(2)また、亜鉛は、血液中よりも精液中に高濃度で含まれてることを確認しております。
(1)Omu, A. E., Dashti, H., & Al-Othman, S. (1998). Treatment of asthenozoospermia with zinc sulphate: andrological, immunological and obstetric outcome. European Journal of Obstetrics and Gynecology and Reproductive Biology, 79(2), 179-184.
(2)Hadwan MH, Almashhedy LA, Alsalman ARS. Oral zinc supplementation restore high molecular weight seminal zinc binding protein to normal value in Iraqi infertile men. BMC Urol 2012; 12: 32
【スペルミン】
スペルミンはポリアミンの一種で、レーウェンフックにより精液中から発見された物質で、細胞分裂やタンパク質合成に関わるポリアミンの一種です。体内では、スペルミンはオルニチンから生合成されおり、DNAやRNAなどに結合して構造を安定化させる働きがあると考えられています。精液中に多く含まれており、精液の独特の匂いの元となっていることが知られています。スペルミンをはじめとする「ポリアミン」には、老化防止効果が期待されています。マウスの実験で、ポリアミンを摂取することで、老化に伴う毛皮の厚さや運動量の低下が抑制され、死亡率も低下したという報告(1)や、腎臓と肝臓に存在する老化指標タンパク質の増加が抑制されたという報告(2)があります。
(1)Minois, N. et al. Aging (Albany NY) 2011, 3, p716
(2)Soda, K. et al. Experimental gerontology 2009, 44, p727-732
医療機関の方へ
1.臨床試験事例
200人を超える参加者を集めたクラウドファンディング
Ready forによるクラウドファンディングで、『世界初!精液を男性の検査として確立させたい!』プロジェクトを実施しました。その結果は報告書としてまとめ、応援した方々へ共有いたしました。
2.患者様向け検査サービス
医療機関用専用キットをご提供いたします
検査結果を医療機関様へお戻しいたします。
基本の3項目(酸化ストレス、テストステロン、亜鉛)に加え、オプションで項目を増やすことも可能です。
お問い合わせ
ご不明な点やご質問がありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
- 研究機関の方へ
検査項目リスト
下記項目以外にも測定できる検査項目がございます。
詳細につきましては、下記フォームよりお問い合わせください。
共同研究のお願い
これまで他の生体内の体液に比べて著しく研究が遅れていた精液には、我々が思いもよらない「宝物」が眠っているかもしれません。当社は精液成分の機能を明らかにするために、研究を続けていきたいと思っております。そのためには、医院・研究機関・企業の協力を得て、共同研究を行う必要があります。もしご興味のある方がいらっしゃいましたら、ダンテとの共同研究をご検討いただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。
精液は重要な役割を持っている。
島田 昌之(広島大学 大学院生物圏科学研究科 教授)
精液の中には、精子に妊孕力(体内での受精能力)を与える重要な物質が含まれています。その中の1つ、DHA等で知られている多価不飽和脂肪酸は、精子に取り込まれることで、精子の細胞膜の機能性を高めます。また、精液中に精子に有酸素運動をさせ、かつ有酸素運動により発生する活性酸素を除去する栄養素も含まれています。
つまり、精液の作用は、「有酸素運動」、「活性酸素の除去」、「DHAなどの多価不飽和脂肪酸の提供」です。これは、中高年男性の肥満防止や老化防止、生活習慣病予防と同じですので、精液検査によって、男性の妊孕力だけでなく健康までもわかるのではないか、それを実証して、男性の健康寿命向上に貢献したいというのが私達の目標です。
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